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生物多様性日本アワードの優秀賞5件が発表された

2015年09月17日

 公益財団法人イオン環境財団が2010年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が日本(名古屋)で開催されるのを契機に2009年に「生物多様性日本アワード(国内賞)」を創設し、2年に一度、奇数年に実施し、表彰しているが、その「第4回生物多様性日本アワード」の優秀賞(5件)を15日発表したとのこと。

 日本では長い間、人と自然の共生が維持されていたが、近年、高度成長期の土地開発や燃料革命・肥料革命により、人と自然の関係にも劇的な変化が顕在化してきた。

 そして今や私たちのくらしのよりどころである生物多様性の損失が大きな問題となっていている。

 こうしたことから日本国内のローカルな価値や知見を守ること、また日本独自の方法論の展開や実践が必要とされています。

 本賞は、日本在住の団体・個人による、生物多様性の保全と持続可能な利用に資する優れた取組を、グランプリおよび優秀賞として選出し、顕彰するものです。

 グランプリ受賞者(1件)には表彰状と副賞200万円が、優秀賞(4件)には表彰状と副賞100万円がそれぞれ贈呈される。

 今回はその候補となる5件が選出、発表された。

 そして、10月20日、東京の国連大学での授賞式でグランプリが発表されるそうです。

 今回の受賞団体、企業などは次の通り。

 ○伊藤園(「お茶で琵琶湖を美しく・お茶で日本を美しく」プロジェクトを通じた生物多様性保全の取り組み)

 ○一般社団法人エゾシカ協会(エゾシカの先進的な資源的活用促進事業)

 ○九州の川の応援団/九州大学島谷研究室(水辺環境の保全・再生の実践と地域活性化)

 ○NPO法人グラウンドワーク三島(市民力を結集してドブ川を多様な生き物がすむ「ふるさとの川」に再生・復活)

 ○宮城県気仙沼市立大谷中学校(大谷ハチドリ計画)

 是非身近なところで挑戦、受賞を目指してもらいたいものです。(P)

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