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「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」と「台風」の違い
2015年08月08日
よく天気予報で「台風は熱帯低気圧に変わりました。」とか、
「台風は温帯低気圧に変わりました。」などの解説を耳にします。
これはどういう意味なのでしょうか?
「台風」と呼ばれるには2つの条件があります。
(1) 熱帯低気圧であること。
(2) 最大風速が基準値(17m/s以上)以上であること。
「台風は熱帯低気圧に変わりました。」という表現は、
(2)の条件を満たさなくなった時に使われる表現です。
「熱帯低気圧」とは、 熱帯地方ではそんなに温度のさがありませんが、
気温が非常に高いので海水が蒸発しやすくなります。
水蒸気はいずれ水に変化しますが水になるときに、
放出するエネルギーにより発達する低気圧のことをいいます。
「台風は温帯低気圧に変わりました。」という表現は、
(1)の条件を満たさなくなった時に使われる表現です。
「温帯低気圧」とは、 日本付近では基本的に北へ行くほど温度が低くなり、
南北に温度差が生じて大気の状態は不安定になり、
温度差を解消しようとして渦が発生し発達します。
このことを、「温帯低気圧」と言います。
但し、温帯低気圧が発達して風速が 17m/s を超えても台風とは呼ばないそうです。
台風が「熱帯低気圧」に変わるか「温帯低気圧」にかわるかは、
寒気の流入の有無によって決まるとのことです。
以上のように、天気予報(台風情報)も少し言葉を調べてみると、
より納得できるものです。(K)
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