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新潟水俣病公式確認から50年
2015年05月31日
今日は新潟県で水俣病が見つかり、公式確認されて50年の日である。
この新潟水俣病についての経緯は当「うべっくる」のブログに環境歳時記5月号として記載している。
環境歳時記(5月31日):新潟水俣病公式確認の日(1965年)-1
http://ubekuru.com/blog_view.php?id=2862
環境歳時記(5月31日):新潟水俣病公式確認の日(1965年)-2
http://ubekuru.com/blog_view.php?id=2877
そもそも、これに先立つ約10年前に熊本で水俣病が確認され、早期にチッソ水俣工場が原因工場であろうとの推定が関係者の声として出てきていた。
しかし、原因企業のチッソ、そして熊本県、国、特に当時の通産省はその声をまともに取り上げることなく、あまつさえ強引に原因を他に求めるような動きが原因の追究を遅らせてしまった。
その結果での新潟水俣病で発生である。
熊本での対応が真摯に進められておれば発生することのない、発生したとしてもごく少数の人の軽微な被害で済んだことが容易に想像できる。
そして熊本での水俣病同様の認定制度なるものが患者を今に続く苦しみをもたらしている。
まさに加害者が被害者を裁量するという全く、血の通うことのない扱いが今もって患者を苦しみ続けている。
苦しみを訴えるところのない多くの患者は一筋の光を求め、最後の頼みの訴訟という手段を講じているが、ここにも高いハードルが待ち構えている。
国の責任を回避するためには手段を選ばず、担当判事を入れ替えるといったことまで行われているとの話もある。
50年経過したが、これは被害者の苦しみの叫びの50年間でもあった。(P)
新潟水俣病の公式確認に遅れること3年余り後に政府は熊本の水俣病の原因企業はチッソ水俣工場、そして新潟水俣病は昭和電工鹿瀬工場と認めた。(毎日新聞1968年9月27日)
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