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1月17日「宇部と地球の環境を考えるフォーラム」で、体験学習館「モンスタ」の活かし方について議論をしました。
2015年01月31日
月21日のときわ公園動物ゾーンのリニューアルーオープンのプレイベントとして表記のフォーラムがときわ湖水ホールで開かれました。久保田后子市長から、宇部における環境関連の取組の紹介、竹本徳子東北大学客員教授の「持続可能な地域社会の実現のために」と題した特別講演、その後、東京で環境系の会社経営とNPOの代表を務める鈴木敦子さんをコーディネータとしたグループワークが行われました。
当日は休みにもかかわらず、フォーラムに参加した多くの老若男女を見て、竹本さんからは宇部は環境意識が高いと評価されました。また鈴木さんの示された、宇部市が取り組んでいる環境活動の図を見ますと、我々としても、色々なことをやっているなあという感想を持ち、ゲストの方々の目にもそのように映ったのではないでしょうか。
内容については、宇部日報によくまとめられていますので、3枚目の写真をご覧ください。素朴な感想としては、国レベルのオピニオンリーダーとして成功されている方々は、うまく社会のトップランナー企業のCSR活動を取り込んだり、また、外国の先進事例に学ぶべきと言うことをよく言われます。しかしそれが世の中全体にどれだけ浸透したかということは別の問題です。
日頃、環境啓発の活動に関わっている者としては、社会の環境に対する関心は徐々に低下しているように感じています。ほとんどの参加者は半ば動員の形の方々が多かったとも思います。実際、最近は新聞やテレビでも、深刻な環境問題がニュースで報じられることもあまりなくなりました。若い人達は仕事に追われ、ひまがあれば、家庭サービスや、自分の楽しいことに時間を費やしたという人が多いように思います。
グループワークのテーマは結局 "体験学習館モンスタをどう活かすか" ということになりましたが、動物の里親・里親交流、ぬいぐるみをきて動物と写真を撮る、出産シーンを見せる、など面白い提案が出ました。
最近の環境問題は、複雑でとらえにくくなり、地球温暖化問題と原発、防災と生物多様性の減少、ごみ問題に関わる資源問題、これらはすべて経済と密接に関係していて、人間本意、お金本位の価値観が、全てがつながっている連関性の中で、じわじわとこども達の生きる力、社会の活力を奪っていくように感じられます。
環境学習館での環境サロンによる環境啓発の取組も、平成26年度からは、ESD(持続可能な社会実現のための教育)の観点をかなり取り入れてきていますが、来年度もこの観点を重視し、地域や学校に出張する動きを一層強め、底辺の拡大に努めたいと思います。
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